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外壁塗装の正しい塗り方とは?誤った塗装方法が招くトラブル

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No,21

外壁塗装は正しく塗らないと後々トラブルが発生し、塗り直しが必要になることがあります。気がつかず放置しておいた結果、最悪修繕しなければならなくなるなんてことも……。そうならないためにも正しい塗り方を知っておくのが得策です。百聞は一見にしかず。外壁塗装の正しい塗り方を知るには、ずばり熟練された塗装職人の作業内容を見るに尽きます。ところが、現実にはそうはいかないもの。素人が独断で現場に足を踏み入れれば危険を伴うほか、仕事の妨げにもなります。

そこで今回は、外壁塗装における塗り方について、要点をピックアップしてみました。これから外壁塗装を検討している方は必見です!


正しい塗り方をしないとどうなるの?

外壁塗装で使う塗料には、たくさんの種類があると同時に、それぞれの耐久年数や特徴も異なります。例えば15年の耐久年数を持つ塗料、セルフクリーニング機能を持つ塗料など、条件や希望に合わせて依頼することができます。

とはいえ、それらの効果がきちんと発揮されるにはすべて正しく塗装ができたうえでのこと。塗り方が悪ければ、「光沢がない」「剥離する」「膨張する」「耐性が落ちる」といった不具合は避けられません。そうした場合はどうなるのかといえば、当然塗り直し作業を依頼することになります。外壁塗装では、塗り方ひとつが「塗装業者の信頼性を左右する」といっても過言ではないでしょう。


正しく塗らなかった場合の主な症状と原因

では、実際に外壁塗装で不具合が起こった場合、どんな症状が見られるのでしょうか? 代表的といわれる4つのケースをピックアップしてみました。

■光沢にムラができる

正しく塗装ができた場合は、光沢も均一になります。しかし、塗り方に問題があると、光沢にムラができてしまいます。同一壁面に対する均等な塗布量が施されていない、塗装道具であるローラーの毛足の長さがそろっていない、などが原因として考えられます。

■塗膜に白い粒が浮き上がる

塗膜とは塗装の表面を覆うもので、外壁塗装をした際には「最も目につく部分」です。塗り方に問題があると、塗膜に白い点状の粒が浮き上がります。この状態は、水分(雨や結露)の影響を受けると発生しやくなります。

■塗装が剥がれる

「剥離」といわれる症状で、外壁塗装の問題においては最も多いものです。その原因はさまざまですが、塗料の塗布量および希釈率が関係するといわれています。

■塗膜の膨張

塗膜が水ぶくれのようになる状態で、平らな壁面が膨らんで見える特徴を持ちます。剥離同様、塗料の塗布量・希釈率に起因するものが大半。

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外壁塗装における塗り方の2大工法、その特徴&メリットとは?

塗料が適正に効果を発揮するためには、基準塗布量と希釈率以外に、塗装道具を正しく使い分ける必要もあります。塗り方には、主に「吹き付け工法」と「ローラー工法」という2つのタイプが存在します。ところが、2つの工法にはちょっとした難点もあるのです。

  *まずは2大工法の現状を把握する

まず、吹き付け工法は吹付機の価格が高いため、業者にとっては多額の初期投資を必要とします。加えて一定の熟練度も求められるので、近年はローラー工法のみを採用する業者が増えている傾向にあります。ただ、塗料の種類によっては、吹き付け工法しかできない場合もあります。一方、ローラー工法しかできない業者だと、使える塗料や仕上げが限られてしまうことも。現在の外壁塗装業界にはそうした事情があるため、2つの工法を採用する塗装業者に依頼するのが得策かもしれません。

  *ローラー工法の特徴&メリット

ローラー工法は、塗料の飛散が少ないことから、無駄なコストを抑えてくれるという特徴を持ちます。また、ローラーにつける塗料の適正な量を熟知している職人であれば、ムラのない仕上がりも期待できます。外壁に凹凸が多い場合は、毛足の長いローラーで対応可能。へこんだ箇所は塗料が溜まりやすいため、刷毛(はけ)を併用するのが一般的です。

  *吹付け工法の特徴&メリット

吹付け工法の魅力は、なんといっても仕上がりの早さに尽きます。また、噴射型の専用の工具である「吹付機」を使用するため、一度に広範囲の塗装が可能です。そのほか、複雑な模様が施せる、重厚感のある雰囲気に仕上がる、補修跡がわかりにくくなる、という特徴も兼ね備えています。しかし、吹き付け職人には高い技術が求められるため、仕上がりが職人の経験に左右されることは否めません。こちらもローラー工法同様、凹凸の多い箇所では刷毛を併用するのが一般的です。


外壁塗装の正しい塗り方、ここにも注目!

外壁塗装は工法さえ正しければ良いというわけではありません。塗料によってはどちらかの工法しかできないものも存在しています。工法のメリットだけでなくそれぞれの工法でできる塗料かを確認するだけでなく、塗料についても守られていなければいけないことがあるのです。それはいったいどのようなことなのでしょうか。

  *正しく塗るためには基準塗布量と希釈率を守ること

前述した4つのケースでも分かる通り、正しく塗ることができなかった原因には「基準塗布量」と「希釈率」が大きく関係します。基準塗布量・希釈率というのは、塗料メーカーが定めた塗料を使用する際の基準値です。基準を満たすことで塗料本来の効果が実現し、基準を満たさない場合は「光沢にムラができる」「膨張する」「剥離する」といった問題が生じます。

  *基準塗布量とは?

塗料には塗料メーカー側による「基準塗布量」というのが明確にされています。塗料というのは、だいたい約18リットル入りの缶(一斗缶)で販売されており、その一斗缶をすべて使用した場合に「どれぐらいの塗布面積なら塗料の性能が保てるのか」という目安になるのが基準塗布量です。

つまり、基準の量を下回れば塗料本来の効果は発揮しにくくなり、逆に上回れば厚みが増す分だけムダに塗料を浪費することになりますし、厚く塗ったからといって性能が増すわけではありません逆に厚くすることでメーカーが想定していない不具合が発生する場合もあります。基準塗布量は各メーカーのホームページで確認できるので、仮に下回った状態(塗布面積に対して塗料が足りない状態)で外壁塗装をしていれば「手抜きかどうかの判断目安」として活用できます。

  *希釈率と撹拌(かくはん)の関係

外壁塗装で塗料を使用する場合は、一斗缶に入っていたときの状態からさらに薄める(希釈する)ことになるのがほとんどです。希釈する際は塗料の性質に応じて水やシンナーなどを使い、希釈率は510%といったように塗料によって最適な希釈率が設定されています。基準塗布量同様、希釈率が基準値を満たさなければ塗料本来の持ち味も弱まります。

また、希釈のあとに欠かせないのが撹拌という作業です。撹拌とは、希釈したあとに塗料をかき混ぜる作業で、撹拌機と呼ばれるハンドミキサーの大きいタイプのような工具を使用します。いくら水やシンナーを注入したところで、撹拌ができていなければ塗料全体は希釈されないため、適正な状態の塗料とはいえません。塗料の濃度を均一にする撹拌作業があってこそ、正しく希釈できるのです。


もし塗装後に不具合が発生したら?

完工したら不具合がないかどうかすぐに確認しましょう。ただし、不具合はすぐには発生するとは限らないのです。

  *不具合は外壁塗装の1年後に分かる!?

基準塗布量や希釈率を守らず塗装を施す、未熟な職人が吹付け工法を実施するなど、塗装業者の過失で外壁塗装が剥がれるようなことがあれば、当然塗り直しという追加作業が発生します。ただ、剥離をはじめ、塗膜の膨張および白濁、光沢のムラという問題は、外壁塗装の直後に発生するものではありません。おおむね1年ほどしてから現れるため、塗り方に問題があったかどうかを判断するのは難しいといえるでしょう。

  *保証はしっかり確認しておく

ではどうすればよいのかというと契約前に、不具合が発生した場合の保証の有無を確かめておくことです。その際には、保証年数以外に「免責事項」や「保証対象外の事項」も確認するのが重要ポイントになります。また、塗装業者が定める保証期間というのは、外壁塗装の際に使用した塗料の耐用年数に合わせるのが一般的。例えば、シリコン系塗料の場合は約10年、フッ素系塗料の場合は約15年などが目安になります。


まずは信頼と実績のある業者を探すこと

一般の人は実際に塗装現場で正しい塗り方を把握するのは現実的に難しいところです。そのうえ、仮に手抜き工事だったとしても、塗装の剥がれを目にするのが1年後であれば「塗装業者の過失」とも判断しにくいでしょう。

しかし、今回ご紹介したことは「塗り方」に特化してあるため、見積もり時や契約時には、そのままガイドとして活用できる内容です。誤った塗装を実施している業者と契約してしまえば、それだけで高額なお金が無駄になってしまうかもしれません。まずは信頼や実績のある業者選びから始めてみてはいかがですか。

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