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外壁塗装のフッ素系塗料の特徴とメリット・デメリット

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No,28

耐久性の高さから人気を集めるフッ素系塗料。そのほかにも親水性に優れているため汚れにくい、防水性に優れているといったような特徴がありますが、そのぶん価格は高く、大型の建物や橋などに使われることが多い塗料です。最近は一般住宅にも使用されるようになったフッ素系塗料。特徴を知り、自分の家に合った塗料かどうか検討材料に加えてみませんか。


フッ素系塗料の特徴

フッ素系塗料とは塗料の主成分が合成樹脂で、その樹脂にフッ素が含まれている塗料のことです。外壁塗料の主流であるウレタン系塗料やシリコン系塗料より高価ですが、そのぶん性能は優れているといわれるフッ素系塗料。まずは、その特徴を見ていきましょう。

  •   *耐久性

外壁としっかり密着する性質を持ち、外壁塗装の耐用年数が長いです。ウレタン系塗料の耐久年数は58年、シリコン系塗料は812年とされるなか、フッ素系塗料の耐久年数は1215年にもなります。

  •   *耐熱性 

フッ素系塗料はシリコンより結合力が強く太陽光や紫外線に強いとされています(「断熱性」とは異なります)。フッ素、ウレタン、シリコンともに遮熱・断熱性能を付加した塗料もありますが、同じ遮熱・断熱性塗料でもやはりフッ素系塗料が一番耐久性に優れます。元の性能を補強すると考えるといいでしょう。

  •   *親水性

水と密着する性質のことです。汚れが付着しても水が接着面に入り込んで、汚れが落ちやすいといった特徴があります。低汚染性、耐汚染性などともいいますが、最近はさらに技術が進み、「超低汚染性」などと呼ばれたりします。

  •   *防カビ性、防藻性

藻やカビが生えにくい性質のことです。藻やカビが生えてしまうと、見た目がよくありません。日当たりが良くない場合や湿気の多い地域の場合は、ぜひとも欲しい性能ではないでしょうか。

  •   *防水性

耐水性ともいい、水の侵入を防ぎます。外壁からの浸水は家にとって大敵ですので、しっかり守れるものを選びたいですね。

これらの高い性能を有するのがフッ素系塗料です。ただし、これらはあくまで一般的な特徴で、すべてのフッ素系塗料に共通するとは限りません。商品ごとの差異があるのでご注意ください。


フッ素系塗料が適した建物は?

フッ素系塗料はビルや商業施設など大きな建物でよく使用されます。大型の施設での塗り替えは費用も時間もかかりますし、構造によっては容易に施工ができない場合もあるでしょう。そのため、耐久性の高いフッ素系塗料が選ばれています。

では、一般の住宅には向かないのかというと、そういうわけではありません。ただ価格面の問題もあり、一般の住宅では屋根など限られた箇所に使われることが多いです。屋根は太陽光や雨の影響が外壁以上に大きく、劣化も早いです。そのため、外壁はシリコン系塗料やウレタン系塗料で、屋根はフッ素系塗料で、というように塗り分けを行います。一般的に、屋根は外壁より面積が小さいので塗り替え費用を抑えることができますし、先に劣化が進む屋根をフッ素系塗料にしておくことで、外壁と屋根の劣化速度を揃える効果もあります。それによって、塗り替えのタイミングを揃えることができます。

最後に気になる価格ですが、フッ素系塗料の価格は3,500円〜/平方メートル程度です。主流のウレタン塗料ならば、1,500〜円/平方メートル程度、シリコン塗料で2,200〜円/平方メートル程度です。やはりほかの塗料と比べると高くなってしまいますね。

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フッ素系塗料のメリット・デメリット

価格が高いとはいえ高性能のフッ素系塗料。メリット・デメリットを比較してみましょう。

  *フッ素系塗料のメリット

耐久性や耐熱性が高いことは、すなわち塗装の寿命が長いことを意味します。1215年の耐用性があるので、塗り替えの回数が少なく済み、結果的にトータルコストを抑えられるというメリットがあります。長期的に住む家であれば、費用をトータルで考えれば、1回あたりの塗装費用が「高い」というデメリットも解消することができそうです。

そのほかにも、フッ素系塗料の特徴として光沢感があります。艶があるので外観が新築のようにきれいに見えます。見た目のきれいさは、住むうえでの気持ちよさも得ることができますね。

  *フッ素系塗料のデメリット

何度も触れていますが、価格が高いことが難点です。トータルコストから見れば高くなくとも、まとまった工費の負担が重い、という家庭も多いでしょう。また、艶なしのフッ素系塗料はありません。一般的には魅力的な艶ですが、好みによりますし、和風建築物との相性が悪い場合もあります。また、一度フッ素を塗装するとその結合力の強さにより次の塗装をする際に特別な下塗りをしないとその結合力があだになり塗料をはじくのでシリコン塗料などより費用が掛かるという欠点があります。

以上のメリット・デメリットから、家を長持ちさせたい人、長期的に考えてコストを抑えたい人、光沢のある質感が好みの人におすすめの塗料といえそうです。


フッ素系塗料の活用法と注意点 

フッ素系塗料は高価なため、予算に合わせて使用部位を考える必要があります。一般的には、先に記述したように、劣化しやすい屋根に使用するのがおすすめ。フッ素加工なら、防水性も優れているので、雨からのダメージからも守ってくれるでしょう。

もし外観を重視するのであれば、外壁にフッ素系塗料を使用するという選択肢もあります。フッ素系塗料の光沢は新築のようにきれいな外観を生み出してくれるでしょう。また、親水性も優れているため汚れにくく、外観をきれいに保ちたいと考えている場合には、フッ素系塗料を使用するメリットは大きいでしょう。

ただし、いくら高性能のフッ素系塗料でも、建物や屋根そのものの耐久性を伸ばすことはできません。もし、建物自体の寿命が短い場合や、数年後に建て替えの可能性が大きいという状態であれば、シリコン系塗料やウレタン系塗料を選択したほうがいいかもしれません。

  *業者選びには注意しよう

価格の高いフッ素系塗料ですが、一般住宅で使用されるようになって日が浅いため、塗装のノウハウがない業者もいます。中には「フッ素系塗料はひび割れしやすいから扱いません」という業者もいるようです。確かに、フッ素系塗料はほかの塗料に比べると弾性は弱いとされていますが、弾性タイプのものを選べばひび割れを軽減できる場合もあるため、依頼する業者に確認してみましょう。

またノウハウ以前に、そもそも下処理が適切にできていない、塗り方が雑である、といった施工ではせっかくのフッ素系塗料も実力を発揮することはできません。しっかりと信頼できる業者で、かつ、フッ素系塗料の知識や技術を持った業者を選びましょう。


大手メーカーでの主なフッ素系塗料

高価なフッ素系塗料だからこそ、信頼できる商品を選択したいですね。大手のメーカーの主なフッ素系塗料は以下の3です。

  • 日本ペイント:ファイン4Fセラミック
  • エスケー化研:クリーンマイルドフッソなど
  • 関西ペイント:アレスアクアセラフッソなど

上記が日本の3大塗料メーカーです。どれも高性能で、通常よりもより汚れに強い「超低汚染性」、「防藻・防カビ性」を備えています。耐久性が高いのはもちろん、ひび割れに強い「高弾性」もありますし、艶の種類も複数の段階から選ぶことができます。インターネットサイトの商品詳細も充実しているので、興味がある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか?

ただ、値段や工法は、面積や外壁の状態によって変わってくるので、最終的な決断は、業者とともに決定するといいでしょう。

メリット・デメリットを見極めて塗料を選択しよう

フッ素系塗料は高価ですが、そのぶん耐久性や美観性に優れるなどのメリットがあります。総合的なコストをとるか、一回の施工単価を抑え、定期的に塗り替えをするかは人それぞれですが、どちらにせよ外壁の塗り替えは決して安くはありません。メリット・デメリットを見極めて塗料を選ぶようにしましょう。

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