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打ちっぱなしコンクリートを塗装する際に一読したい外壁コラム

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No,34

一般住宅に見るコンクリート造といえば、「打ちっぱなし」の建物が代表的といえるでしょう。マンションなどの場合もコンクリート造を主流としますが、通常はコンクリートの上から外壁材を打ち付けます。それに対して打ちっぱなしは、外壁材を打ち付けず、コンクリートを剥き出しにさせた状態です。ゆえに、打ちっぱなしの状態で塗装する際にはコンクリートの知識をはじめ、熟練した技術なども求められます。そこで今回は、打ちっぱなしコンクリートにおける外壁塗装のお役立ち情報をご紹介します。

打ちっぱなしコンクリートの特徴

外観のデザイン性を高める打ちっぱなしのコンクリートですが、あえて地肌を剥き出しにする分、ひび割れや雨によるシミなどが目立ちやすい一面も。まずは、そうしたメリット・デメリットを含めた、打ちっぱなしコンクリートの特徴を見てみましょう。

打ちっぱなしコンクリートがシミになる原因

コンクリートは水分を吸収しやすい性質を持ち、たまった雨水などを表面にとどめるといわれています。ただ、日光が当たるなどして表面温度が上昇すれば、水分も蒸散されます。しかし、水垢などの汚れは蒸散されることなく、黒ずみとして残るのがシミの原因です。打ちっぱなしコンクリートに見られる代表例として、上から下に「1本の黒い線ができている状態」が挙げられます。

打ちっぱなしコンクリートがひび割れを起こす原因

水分によるシミとは対照的に、乾燥状態が続くことで招いてしまうのが「ひび割れ」の原因の1つです。コンクリートは“内部と外部で対になる働き”があり、双方の温度差が開くことで働きの関係も激化するといわれています。そうしたことから、凍害によるひび割れも多く報告されています。

打ちっぱなしコンクリートのデザイン性以外のメリット

おしゃれな外観を演出する打ちっぱなしのコンクリートですが、そうした見た目もさることながら、耐火性・防音性・頑丈というメリットも兼ね備えています。コンクリート造は木造とは違いセメントを原料としていることから、火事などで燃える可能性が圧倒的に少なく、木造より層が厚く強度もあるため「音が漏れにくい」「専用工具などを使わない限り壁を貫通させるのは困難」という特徴を持ちます。

打ちっぱなしコンクリートでの塗装方法

打ちっぱなしと聞けば、何も塗られていない無垢な状態をイメージしてしまうものですが、実はコンクリートの表面には塗装を施すのが一般的です。ここでは打ちっぱなしコンクリートで主に採用されている「3つの塗装工法」を中心に、相場価格などと合わせて見てみましょう。

撥水剤塗布

打ちっぱなしコンクリートの質感を維持できるだけでなく、高い防水性も誇るのが撥水剤の塗布です。新築の打ちっぱなしコンクリートでは、撥水剤を塗った状態で引き渡すのが一般的のため、耐用年数を把握することが雨染み対策になります。耐用年数は37年、相場価格は1,500円程度(平米単価)。

カラークリヤー工法

クリヤー塗料に着色剤を混ぜてあり、色付きながら透明性を発揮するのがカラークリヤー工法です。また、耐用年数も高く、サビ止め・防水性・塗装ムラの防止といった効果もあるのが同工法の特徴でもあります。耐用年数は510年、相場価格は3,500円程度(平米単価)。

再現工法

劣化した打ちっぱなしコンクリートの表面を「新築時と同じような状態まで戻す」のが再現工法です。例えば、色合いを戻すのはもちろん、型枠のジョイント(継ぎ目)やセパレータのくぼみ、コーナーの面取りといった風合いまでも再現します。くぼみなどに見る劣化は上手に成形しなければならないので、職人に一定以上のスキルが求められます。また、汚れやカビに強く、遮熱効果も期待できます。耐用年数は510年、相場価格は5,000円程度(平米単価)。

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打ちっぱなしコンクリートの補修の方法

すぐに外壁塗装ができる状態であれば、撥水剤やカラークリヤー塗料を施すだけで問題ありません。ところが、ひび割れなどがある場合は、まず補修工事をする必要があります。ここでは、コンクリート特有の「内部と外部で対になる働き」が原因で起きる、ひび割れおよび爆裂破損に対する補修方法を解説します。

まずはコンクリートのメカニズムと劣化の関係性を知る

セメントを主成分とするコンクリートには、実はアルカリ度の高い石灰も含まれています。そうしたことからコンクリートの属性は、本来であれば強アルカリ性です。しかし、打ちっぱなしコンクリートを建物として利用する場合は、雨水などの影響は避けらず、水分の浸透が繰り返されることで「中性」に変化していきます。

一方、コンクリートは特に乾燥状態になると、頻繁に収縮を繰り返す特徴があります。また、外部から押される(圧縮)力には強いのですが、外部に引っ張られる(引張)力は弱いため、内部に鉄筋を設けて引張力に対抗する、というのが構造上の理由として挙げられます。ところが鉄は、アルカリ性の状態だとサビることはありませんが、中性の場合は化学反応を起こしてサビてしまいます。鉄筋がサビると本来の引張力も軽減するため、やがて鉄筋は外部から引っ張られる形でコンクリートの外に突き抜けてしまう場合もあるのです。そうした状態になると、コンクリートが爆裂して破損するほか、外部から引っ張られているときにはひび割れも起きるといわれています。

補修&塗装

ひび割れも爆裂破損も、基本的には超微粒子セメントを用いて、表面を被覆する補修方法が採用されています。特にひび割れ部分では超微粒子セメントで補修したあと、専用のフィラー(下塗り塗料)を用いて保護材で仕上げるというのが主流です。

一方、爆裂破損の場合は、爆裂部にサビ止めを注入して、モルタルなどに見るアルカリ性のセメントで補修します。塗装の際は、微弾性フィラーやシリコン樹脂を用いると、中性化を防止できるといわれています。そのほか、最も軽度な劣化状態である「エフロ(別名:白樺)」が出ている場合は「コンクリート専用の洗浄剤で除去する」というのが一般的です。

打ちっぱなしコンクリートの塗り替え時期とメンテナンス方法

打ちっぱなしコンクリートでの塗装は、駆体のデザイン性を生かすため、ひび割れや爆裂破損は別として、劣化の判断がしにくいという特徴も。そこで具体的な塗り替えサイクルやメンテナンス方法をまとめてみました。

塗り替え時期の目安は67

打ちっぱなしコンクリートでの塗り替え時期は、塗料にもよりますが、一般的には67年程度が目安といわれています。また、仮にクリヤー塗料を使う場合でも、耐用年数が短いものから長いものまであるため、塗装業者と相談しながら決めるのも1つの手です。ちなみに主な耐用年数は、アクリル系<ウレタン系<シリコン系<フッ素系の順に長くなり、アクリル系が58年、フッ素系では1215年ほど持つといわれています。

メンテナンスは塗装業者と相談するのがポイント

打ちっぱなしコンクリートにおける日々のメンテナンス方法として、高圧洗浄やブラッシングなどが挙げられます。ただ、強くかけたり、擦りすぎたりすると、撥水剤の効果を消してしまう場合も。そのため、軽めのブラッシングや洗浄程度なら問題ありませんが、汚れなどが気に出したら、見積もりも兼ねて「塗装業者に相談する」のが無難といえるでしょう。

失敗が許されない外壁塗装だからこそ高い技術力を誇る業者に依頼!

打ちっぱなしコンクリートは、それ自体がデザイン性も兼ねた丸裸の外壁のため、塗装に失敗は許されないものです。同時に塗装するメリットは、原状回復のような効果が得られることから「補修技術」も求められます。

一方、爆裂破損を危惧するのであれば、やはりサビ止めも兼ねる「カラークリヤー工法」をオススメしたいところです。そう考えると、熟練した職人を抱える大手リフォームメーカーなどに依頼するのが、打ちっぱなしコンクリートの外壁塗装を成功させる得策といえるのではないでしょうか。

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