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外壁に欠かせないコーキングの役割と補修のポイント

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No,49

現代の住宅建築においては、外壁にサイディングボードやALC(軽量発砲コンクリート)パネルが多く用いられています。これらの外壁に欠かせないのがコーキングです。コーキングは外壁においてどのような役割を担っているのでしょうか。また、コーキングはどのようなタイミングで補修すればよいのでしょうか。

外壁の耐久性を実現するコーキングの役割

コーキングとは、弾性に富んだ樹脂系の目地充填剤のこと。サイディングボード、ALCパネルなどの外壁材は、工場で生産した建材を新築住宅工事現場まで搬入し、躯体壁面に貼り付ければ外壁ができるのが特徴です。コンクリートやモルタルを躯体壁面に満遍なく塗ってゆく左官工事より、工法が容易で工期も短いことから、急速に普及したとみられています。

ところが、これらの外壁材は非常に堅いので、隙間を設けずに貼りつけてゆくと気温変化などによる膨張で外壁材が衝突し、破損してしまいます。そこで、レールのように一定の隙間を置いて壁面に貼り付ける必要があります。この一定の隙間である「目地」にコーキング(シーリングとも)を注入することにより、防水性と耐候性の高い外壁ができるのです。

つまり、コーキングの弾力性で外壁材の膨張を吸収し破損を防ぐことで長寿命化を実現しているのです。その意味で、コーキングは外壁の耐久性を実現するために不可欠な緩衝剤といえます。

ただ、コーキング自体も、風雨、太陽光などの自然負荷により経年劣化します。劣化が進むとひび割れ、剥離などが発生し、緩衝剤の役割を果たせなくなります。そのためにも、コーキングの劣化具合は定期的に点検する必要があります。

コーキング補修の基本工程と補修のタイミング

1.コーキング補修の基本工程

コーキング補修は、基本的に次の工程により行われます。

・カッターで切れ目を入れる、剥がす

劣化したコーキングにカッターで切れ目を入れ、ペンチなどで引っ張って目地から剥がします。その後、剥がし残ったコーキングをカッターで完全に削ぎ落とします。

もし、剥がし残しの劣化コーキングが目地に残っていると、その上から新しいコーキングを注入しても、剥がし残しの劣化コーキングが新しいコーキングを断裂させる原因になり、施工不良になります。

・ボード・パネルの両端にマスキングテープを貼る

コーキングは目地にしっかりと注入する必要があります。しかし、注入し過ぎると目地から溢れだし、目地の外縁までコーキングが付着します。そうなると、コーキングの弾性が拡散し、緩衝剤としての機能が低下するだけでなく、コーキング自体が断裂するケースも出てきます。

このため、コーキング注入前に目地の両端にマスキングテープ(養生テープ)を貼り、目地から溢れ出たコーキングが外壁材に付着しないようにします。

・接着剤を塗布する

目地にコーキングを直接注入すると、乾燥後にコーキングが剥がれてしまう可能性があります。目地とコーキングは接着力が弱いからです。この接着力不足を補うため、目地にはプライマーなどの外壁塗装の下塗り塗料を接着剤として塗布し、その上からコーキングを注入する必要があります。

・コーキングを注入する

コーキングは注入すると目地に吸い込まれるのではなく、目地の上に盛っただけの状態になっています。このため、コーキングを注入した後はこれを目地に押し込む作業が必要になります。押し込み作業は「バッカー」と呼ばれる専用のヘラで行います。

・マスキングテープを剥がしてコーキング材補修完了

マスキングテープは、コーキングの乾燥状況を見極めながらタイミングよく剥がさなければなりません。タイミングが遅れると、マスキングテープが目地両端の外壁材部分に強力接着した状態になるので、テープ剥がしに時間がかかるだけでなく、時にはテープを剥がす時に外壁材を損傷する可能性があるからです。

2.コーキング補修のタイミング

コーキング補修のタイミングは、ひび割れ、破断、肉痩せ・剥離などの発生が目安になります。

・ひび割れ

地震などで強烈な振動が発生すると、コーキングは建物の揺れに追従できず、ひび割れてしまいます。この場合は12年以内の補修が必要といわれています。

・破断

ひび割れを放置すると、コーキングは破断します。破断するとコーキングはその役割を果たせないので、早急な補修が必要です。

・肉痩せ・剥離

コーキング材の肉痩せや剥離は経年劣化により起こります。肉痩せではコーキングが痩せ細り、コーキングの真ん中に亀裂が走るなどの現象が起こり、剥離ではコーキングが目地からぼろぼろ剥がれ落ちる現象が起こります。いずれもコーキングとしての役割が果たせなくなっており、早急な補修が必要です。

日曜大工でのコーキング補修に潜むリスク

コーキングはDIY店でも売っているので、「コーキング補修程度なら日曜大工でできるし、費用も安上がり」と考える家主は多いでしょう。確かに、日曜大工補修なら費用が安くて済むメリットがあります。ところが、そこには大きなリスクが潜んでいます。

日曜大工の代表的なリスクは、次の3つといわれています。

1.コーキングの乾燥状況を判断するのは難しく、マスキングテープを剥がすのが遅れると仕上がりが汚くなったり、建材を損傷したりする

2.足場の組み立てや安全帯の使用を怠り、梯子や脚立を使うと落下や怪我のリスクが高まる

3.コーキングの専門知識がないのでどれを選べば良いか分からず、自宅外壁材と相性の悪いコーキング剤を使用してしまう

もちろん、専門的な知識を身につけたうえで正しい手順にそってコーキングを行うのであれば問題はないでしょう。しかし、そもそもコーキングは誰もが日常的に行うものではないため、専門知識を身につけること自体が難しく、作業はマニュアルを手元において手探り状態で行うことになります。まずは自分でできそうかを検討し、難しいと感じたら専門家に任せてしまうのも、ひとつの方法ではないでしょうか。

コーキング補修は国家資格があるほどの高度な専門技能

コーキング補修とは、要は「目地から古いコーキングを剥がし取り、新しいコーキングを注入する」作業です。これだけ聞くと簡単そうな作業ですが、実際の作業では先に述べた各工程で高度な専門技能が求められます。このため、コーキング補修には「防水施工技能士(シーリング防水工事作業)」と呼ばれる国家資格が存在します。資格は特級から3級に分かれ、例えば1級は実務経験7年以上、3級は同2年以上などとなっています。

コーキング補修は自宅外壁の早期劣化を防ぎ、自宅の資産価値を保持する意味でも極めて重要です。したがって、補修は信頼できる専門業者に依頼するのがベストでしょう。この時の業者選びでは、防水技能士の有資格者がいるか否かが1つの目安になるでしょう。

まずは複数の業者から相見積もりを取り、見積書の分かりやすさ、詳しさなどから候補を絞り、候補業者それぞれの説明の丁寧さ、実績などからその信頼性を総合的に判断すればよいでしょう。

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