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寄棟屋根の読み方は?メリット・デメリット、他の屋根形状との違い

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No,88

寄棟屋根の読み方は?メリット・デメリット、他の屋根形状との違い

屋根の劣化を抑えて住宅を長持ちさせるには、定期的にメンテナンスを行い、屋根に合ったリフォームをするのがおすすめです。耐久性は屋根の形状によって違い、雨風の影響を受けやすいタイプもあります。自宅の屋根に最適なリフォーム工事ができるように、屋根の形状についてチェックしておきましょう。

今回は、一般的な住宅で用いられることの多い「寄棟屋根」の構造やメリット・デメリット、その他の屋根形状との違い、雨風に強い屋根を詳しく解説します。
寄棟屋根のメンテナンスを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1.「寄棟屋根」名称の読み方・構造

はじめに基礎知識として、住宅建築用語「寄棟屋根」の読み方や屋根構造から確認しておきましょう。

1-1.寄棟屋根の読み方は?英語でいうと?

寄棟屋根は「よせむねやね」と読み、この種類の屋根をもつ建物は「寄棟造(よせむねづくり)」と呼ばれます。世界的に見られる一般的な住宅屋根のひとつで、日本でも人気の高い屋根形状です。
「寄棟屋根」は英語でいうと“hipped roof”です。“hipped”は「隅棟のある」という意味です。「隅棟」とは、隣接する屋根のつなぎ目が山折状になっている部分を指します。

1-2.寄棟屋根の構造

寄棟屋根は、最上部の棟から4方向に勾配があるのが特徴です。平側は台形・妻側は三角形の屋根で構成され、上空から屋根を見ると長方形をしています。基本的な形状以外に、寄棟屋根の構造を生かした複雑な形状で造られることもあります。

2.寄棟屋根のメリット・デメリット

それでは、寄棟屋根の特徴を把握するために、メリット・デメリットを見てみましょう。

2-1.寄棟屋根のメリット

寄棟屋根には、以下のようなメリットがあります。

・落ち着いた雰囲気の外観
寄棟屋根は重厚感と安定感があり、落ち着いた雰囲気のある外観になるのが魅力のひとつです。屋根の形状として古くから用いられていますが、デザインによって現代的な印象になり、和風・洋風どちらの住宅にもよく使われている屋根形状です。

・耐久性が高い
寄棟屋根は4方向に軒があるため、雨風や日差しから外壁を守りやすくなります。よって外壁の劣化を抑制できるため、住宅を長持ちさせることにつながるのがメリットといえるでしょう。

2-2.寄棟屋根のデメリット

寄棟屋根には以下のようなデメリットがあります。

・屋根裏スペースが狭くなる
屋根裏を収納スペースとして利用したい場合、寄棟屋根は空間が狭くて十分なスペースがとれないことがあります。また、屋根裏の換気がしにくい形状なので、通気性を確保して結露の発生などを防ぐ対策が必要です。

・太陽光パネルが設置しにくい
寄棟屋根は太陽光パネル(ソーラーパネル)の設置にはあまり向いていない屋根形状です。4方向に屋根面があるので、日差しが当たりやすい南側に設置できるメリットはありますが、面積が小さく4面のうち2面が三角形のため、設置できる太陽光パネルの数が制限されます。

・メンテナンスコストがかかる
4方向に屋根面があるので、棟や雨樋などの部材が多く、切妻屋根などと比べて屋根のメンテナンスコストがかかる場合があります。

しかし、建物全体の耐久性を考えるとトータルコストがかからないというケースもあり、メンテナンスを考慮した上であえて寄棟屋根を選ぶ方もいます。

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3.屋根形状の種類

屋根形状の種類

寄棟屋根以外にも、屋根形状には多くの種類があります。どのような形状があるのか見てみましょう。

3-1.切妻屋根

切妻屋根(きりづまやね)はもっとも親しまれている屋根の形状で、最上部の棟から2方向に勾配があるのが特徴です
屋根構造が単純でどんな住宅にも合いやすく、メンテナンスも楽というメリットがあります。

3-2.入母屋屋根

入母屋屋根(いりもややね)は、寄棟屋根の上に切妻屋根を合わせた形状をしているのが特徴です。重厚感と和風のイメージから、日本瓦と相性が良いです。
ただし、接合部分が多い複雑な構造のため、雨漏りのリスクが高い屋根形状といえるでしょう。

3-3.片流れ屋根

片流れ屋根(かたながれやね)は、勾配が1方向のみの屋根形状を指します。敷地が狭い住宅に向いており、シンプルでスタイリッシュな印象になるのが特徴です。

若い世代に人気があり、注文住宅で採用される機会が多く、設計士にも好まれる傾向があります。

3-4.方形屋根

方形屋根(ほうぎょうやね)は、屋根の中心点から4方向に勾配がある屋根形状で、上空から見ると正方形をしています。

寄棟屋根の一種になり、寺院などの建築物の屋根に用いられるのが一般的で住宅屋根ではあまり見かけません。

3-5.陸屋根

陸屋根(りくやね・ろくやね)は、屋根に傾斜がなく水平な形をしています。マンションやビルで採用されるのが一般的でしたが、近年では一戸建て住宅に用いられることも少々多くなっています。

屋根部分を屋上として利用できる、雪が下に落ちる心配がないなどのメリットがありますが、勾配がなく雨がたまりやすいため、しっかりとした雨漏り対策が必要になります。

4.雨風に強い屋根は?

雨風に強い屋根は?

屋根形状によって屋根の耐久性は異なります。どのような屋根が雨風に強く、雨漏りリスクを軽減できるのかチェックしてみましょう。

4-1.切妻屋根は雨漏りリスクが少ない

雨漏りは、屋根の受けた雨水が接合部分や屋根面の合わせ目などから建物内部に侵入して起こるケースがあります。

屋根形状が複雑なほど接合部が多くなるため、シンプルな屋根形状の切妻屋根は比較的雨漏りリスクが少ないといえます。

4-2.勾配が同じなら風に強いのは寄棟屋根

切妻屋根と寄棟屋根の勾配が同じ場合、風に強いのは風圧を分散できる寄棟屋根になります。

4-3.谷樋板金から雨漏りしやすい

「谷樋板金(たにといばんきん)」は複合屋根にある部位で、屋根と屋根が取り合う谷部分に設けられる雨樋のことです。雨水が集中的に流れる箇所になり、経年劣化や穴開き・サビなどによる機能低下が原因で雨漏りが起こる可能性があります。
屋根の雨漏りは谷樋板金がもっとも起こりやすい部位といわれているので、定期的な点検とメンテナンスが大切です。

4-4.下屋根と外壁の取り合い部にも注意

住宅の上にある屋根以外にも、母屋から差し出して作られた「下屋根(げやね)」を設けている住宅もあります。
下屋根と外壁の取り合い部分には、「雨押え板金」があり、この箇所に劣化が起こると雨漏りが起こるリスクが高まります。

また、軒やけらば部の出が短い場合には外壁との取り合い部分から雨水が侵入したり、窓枠の隙間や換気口から雨漏りが発生したりする場合があるので注意しましょう。

4-5.屋根に合ったメンテナンスをすることが大事

どのような屋根形状でも雨漏りリスクはあるため、屋根の状態を確認して必要なメンテナンスをするのが住宅を長持ちさせるポイントです。

また、屋根形状だけでなく、スレートや日本瓦など屋根材の種類によっても必要なメンテナンス方法は異なります。住環境で劣化するスピードが早くなることもあるので、定期的な点検をして大事な住宅を守りましょう。

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屋根形状によって劣化が起こりやすい箇所があるため、現場調査では細かな部分までしっかりと点検することが大切です。外壁.comでは、屋根に関する知識が豊富な専門家が詳細な点検をして、もっとも適したリフォーム工事プランをご提案します。

メール・電話での無料相談も可能ですので、屋根の点検・メンテナンスをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

屋根を雨風から守るために定期メンテナンスを

屋根を雨風から守るために定期メンテナンスを

屋根は雨風の影響によって、破損や欠け、塗膜の剥がれといったあらゆる劣化が起こる可能性が考えられます。屋根全体に激しい劣化がある場合は、屋根全体の葺き替えが必要となり、多額のリフォーム費用がかかるケースもあるため、早めに状態をチェックしておくことをおすすめします。
屋根の劣化を放置しておくと住宅自体の寿命に影響を与えることもあるので、定期的な点検・メンテナンスは欠かさないようにしましょう!

外壁・屋根のメンテナンスについて

要点まとめ
寄棟屋根のメリットは落ち着いた雰囲気の外観・耐久性が高い・4方向の軒で外壁を守れる点
寄棟屋根のデメリットは屋根裏スペースが狭くなる・太陽光パネルが設置しにくい・メンテナンスコストがかかる
屋根の点検を行い、屋根形状に合ったメンテナンスをするのが大事

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