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これでもう騙されない!適切な外壁塗装の費用を知ろう

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No,8

外壁の寿命サインを見つけたら、早めの対処が必要です。決して放置したり、まだ大丈夫だろうと思ったりしないでください。早期の対処が住宅を末長く快適に保つ秘けつです。しかし、外壁塗装を考えるうえで、多くの方がもっとも気になるポイントは、やはりその「費用」ではないでしょうか。

外壁塗装の費用は、家の大きさ、下地の劣化状態によって変動するのはもちろんのこと、業者や塗料の種類によっても異なります。また、残念ながら知識の少ないお客さまを相手に不明確な見積もりを作成し、高額請求をする心ない業者も少なからず存在します。理不尽な金額を請求されないためにも、外壁塗装にかかる費用の相場を把握し、少しでもおかしいと思ったら必ず見積もりの段階で業者に尋ねるようにしましょう。


一概には言えない?外壁塗装の相場

外壁塗装にかかる費用は、前途のとおり家の大きさ、下地の劣化状態のほかに、業者や塗料の種類によっても変動するため、一概にいくらかかると言うことはできませんが、目安となる費用を紹介します。

だれしも「安い」「お得」という言葉には惹かれるものですが、気をつけたいのは、安ければよいというものではないということ。住宅を少しでも長く快適に保ちたいと思うなら、ただ安いという理由だけで決断することは避けたほうがよいでしょう。ある程度の費用がかかったとしても、それが優良な業者によるしっかりとした工事であれば、結果的に外壁を長くよい状態に保つことができ、将来的に見れば費用対効果は高いと言えます。

さて、具体的な価格帯ですが、平均的な相場で算出した場合、2130坪の住宅で約70~100万円、3140坪の住宅で約90~120万円、4150坪の住宅では約100~150万円となります。

日本の住宅でもっとも多い規模の住宅は、3045坪だそうです。そのため、見積もりを取ったり価格の交渉をしたりする際は、おおよそ100万円前後くらいが工事費用としてかかると念頭に置いておくとよいでしょう。


塗料の種類、主流は「シリコン系塗料」

現在、外壁塗装に使われている塗料のなかでも主流となっている塗料は「シリコン系塗料」(寿命1012年)です。もっとも安価な「アクリル系塗料」(寿命58年)に比べ費用は高くなりますが、耐用年数が長いため、費用対効果に優れています。

平均的な相場として、30坪の住宅で計算した場合、アクリル系塗料は約7080万円、シリコン系塗料は約90万~110万となっています。

値段の高い塗料でも当然耐用年数は長く、性能も優れていれば、場合によっては費用対効果が高くなることも。決して安価だからという理由だけで塗料の種類を選ばないことをおすすめします。

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後悔しないための業者選択

外壁塗装の工事費は、どのような業者に依頼するかによっても変わってきます。大手のハウスメーカーなどは保証や対応がしっかりしていますが、さまざまな中間手数料などが上乗せされることにより、その分費用も割高になってしまうことも。個人経営の塗装店などに直接頼むことができれば費用を抑えることはできますが、長期保証には対応していなかったり、塗料や工事に対する細かな説明が不足していたりする場合も少なくありません。

もっとも気をつけなくてはいけないのは、お客さまが専門的な知識を持っていないことをよいことに、不明確で高額な見積もりを作成してくるような業者です。そのような業者は見積もりを巧妙にごまかすことが多く、気がつかないうちに高額請求をされてしまったというようなケースも増加傾向にあるのだとか。

こういった被害にあわないためにも、工事の見積もりを依頼したら、どの工程にどの程度の金額がかかるのかを細かくチェックすることが重要です。

また、見積もり作成のための事前調査の様子をうかがうことで、その業者が本当に信用できるかどうかを判断することができます。よい業者であれば、事前調査は細かく丁寧に行うもの。丁寧な調査を行わない場合は、気になる点を細かく業者に尋ねるなど、十分に気をつけるようにしましょう。

そのほかにも、見積もりの内容や表示、詳細が明確であることや、こちらの質問や要望などに真摯に対応してくれること、保証やアフターサービスが充実しているかどうかもよい業者かどうかを見分けるチェックポイントとなります。


ただ壁を塗るだけじゃない!そのほか工事に含まれる費用

外壁塗装とは、ただ壁を塗るだけの単純なものではありません。塗装以外にもいくつかの作業が発生します。見積もりで驚いてしまわないために、以下のような作業項目が含まれることを把握しておくとよいでしょう。

  • 足場の設置:1015万円くらいが相場
  • 養生(塗装が必要ではない箇所、汚れてはいけない箇所をビニールやテープなどで覆う作業):35万円くらいが相場
  • 高圧洗浄(塗装を行う前に外壁についた汚れやサビなどを落とす作業):25万円が相場

これらの作業が見積もりに明記されているか、また実際に作業を怠っていないかどうかを、きちんと確認することが大切です。ただたんに「外壁塗装一式」としか書いていない見積書の業者は選ばないようにしましょう。

また上記価格より大きく低い金額の場合、安さに喜びそうな部分を押し殺して安い理由を確認するようにしましょう。


相場よりも高い!その原因は?

見積もりが相場よりも高いと感じる場合でも、すぐにその業者をよくないと決めつけないでください。正当な理由で高額になっている場合があるからです。見積もりが高い理由は、いくつか要因が考えられます。

ひとつは、住宅の形状が複雑であるということ。住宅の形が複雑で、角が多い場合、塗装面積や作業量も増えますので、見積もりに大きく影響してきます。

そのほか、足場を立てにくいような場所であることも費用がかさんでしまう要因となります。密集した住宅地でよくあることですが、隣家との間に十分なスペースがないと足場を立てるのに高い技術を要し、費用が高くなってしまうことも。また、住宅に近接する樹木や物の多さも費用に影響することを覚えておきましょう。

そしてもうひとつは、外壁の傷みが大きいこと。外壁の耐用年数を大幅に過ぎていたり、メンテナンスが不十分だったりする場合は、その傷み具合によって通常よりも作業量が増えますし、塗料も多く必要となりますので、費用が高くなってしまいます。

外壁塗装は商品ではありません。一つ一つの家に合わせたカスタムオーダーのサービスです。そのため目安の金額はあっても定価は存在しません。きちんと自分の家に合わせたカスタムされているかが大事になってきます。

以上のような点を踏まえ、見積もり内容に疑問がある場合はすぐに業者に確認しましょう。言うまでもありませんが、きちんと疑問点について説明ができる業者を選ぶことが、外壁塗装で失敗しないポイントです。


わからない点があったら何度でも確認を

外壁塗装の費用は、塗料の種類よりも住宅の大きさや外壁の劣化状態に左右されることが多いです。ただ安ければよいということは決してありませんので、費用が高くなる要因を知り、納得のいく金額で工事を行うようにしましょう。

工事を始める前に、あらゆる疑問点や心配ごとはクリアにすることをおすすめします。疑問点や心配ごとを残したまま工事が始まってしまうと、のちに取り返しのつかないことになってしまうケースも。納得がいくまで確認を行い、不明な点をなくすように心がけましょう。

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